「なぜお花屋さんになろうと思ったのですか?」とご質問を頂くことがあります。
実は私がこの仕事を選んだ理由は、
「なんとなく消去法」だったんです。
どういうことかといいますと、
実は私の母親はとても教育熱心で、
私は中学・高校と、6年一貫の受験校に通いました。
しかも、実家から2時間かかって電車通勤していたんです。
そのため、
朝は5時に起きて電車の中で教科書を広げて勉強。
学校が終われば塾で勉強して、家でも勉強。
それが6年間も続いたため、
私はかなり疲弊していて、感情の起伏に乏しい子供になってしまいました。
その結果、受験に合格はしたのですが、
いざ就職活動を始めようと思ったとき、
将来自分が何をやりたいか、自分の感情が全く分からなかったんです。
自分で自分のやりたいことを見つけなければ・・・
このままではいけないと思い、学生時代にたくさんアルバイトをしました。
販売員、飲食店、家庭教師、作業スタッフ、山小屋のバイトまで・・・
しかし、
行動すればするほど、
「やりたいことがみつからない」「自分に自信がなくなる」
という悪循環に陥ってしまったのです。
これは私の話ですが、
もしかしたら、その当時の私のように
「やりたいことがみつからない」
「自分が作りたい商品がわからない」
という悩みを持つ人がいるかもしれません。
こうしたまじめな人たちは、
たくさんの選択肢を探して比較するすために
頑張って行動したり、
逆にそれがストレスになって、
一歩も動けなくなったりします。
これが実は落とし穴。
色々なものを学んで、知識や選択肢が多いほど、人はやりたいことがわからなくなってしまうんです。
そうこうしているうちに、就職活動をする時期になり、本格的に自分の将来を考えなければいけなかったのですが、やはりどの仕事も魅力的に感じることができませんでした。
何をやっても一緒なのかな、そんな気持ちで印刷会社に就職をしたんです。
しかし、1年、2年経った時に、とうとう仕事に嫌気がさして我慢の限界がきてしまいました。
その時
私が人生で楽しく感じた時、っていつだったんだろう、
と改めて考えたんです。
そして思い出したのが、
「花屋」でした。
考えてみてください。
親がせっかく中学・高校・大学と卒業させてくれてなんとか就職したのに
あっというまに退職・・・
親孝行の娘ならありえない選択肢・・・
冷静に考えればもう少し仕事をつづけた方がいいということは目に見えていました。
- 安定収入
- 社会的立場
- 気が合う同僚
続けていれば、経済的・社会的なメリットしかないんです。
でも同時に、
「あと10年経ってもやりたいことが見つからない」
という、私には最悪の未来が見えたのです。
だから当時は、
特に花屋になりたい、というわけではなかったのですが、他に心が動くことがなかった私は、
なんとなく「お花の仕事をやってみよう」と思ったのでした。
正直、この時やっていた花屋のスタッフが「いまでも自分がやりたいこと」なのか、
といえば、そうではありません。
しかし、
「メリットはあるがやりたくない仕事」
を続けたり、
「もしかしたら役に立つかもしれないスキルや人間関係」
を続けるよりも、
「やりたいこと、かもしれない」という可能性はありました。
才能があり、偶然出会えた仕事が、運命の仕事だった・・・
そんなことはまずありえません。
本当にやりたいことに出会えている人は、
「やりたいこと、かもしれない」という可能性から始めて試行錯誤しながら
「やりたいこと」をたぐり寄せているのです。
あなたがもし、今お花のビジネスをやりたい、そう思っているなら
自分の好きという感情にすでに気づけているのは奇跡ですし、
そんなお仕事に出会えた人生をあきらめずに進んでいってほしい。
自分の好きを見つけて邁進する女性が増えればいいなと思いますし、
そんな人生が変わる瞬間に立ち会えるお仕事ができるのが私の喜びです。
ぜひ今回のメルマガを読んでみて、
「やりたいこと」の種を大切に育ててくださいね。
今後もこのメルマガでは、
お花のビジネスを軌道に乗せるためのSNS集客法や
マーケティングのコツをお伝えしています。
ぜひ次回も楽しみにしていてくださいね。
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